『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』

いろいろ映画を借りてきたので、視聴。
さて1週間で何本観ることが出来るやら……。


『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』
『アウトロー』の続編にあたる作品。
監督が変わっているので不安たっぷりだったわけだけど……。
案の定、雰囲気は残しつつも観てて辛い作品になっていた気がする。
前作にあった静けさや不気味な空気感が消え失せ、ただのアクション映画になっていた印象。
ストーリーも非常にキツイ。
バカな仲間がバカをやってピンチになる展開なんて久々に観たよ。
前作が好きだっただけに、ただ駄作を見てしまったというだけじゃない悲しさがある。
果たして次回作はあるのだろうか。


気を取り直して他の作品を観よう……。

『キングコング: 髑髏島の巨神』『ハードコア』

いくつか映画を見たので感想をば。


『キングコング: 髑髏島の巨神』

素直に面白いエンターテインメント映画。
戦いのシーンも迫力あって、見ていて飽きない作りになっていたかな。

ただ、アレ?って思った箇所がいくつか。
まずはキングコングの顔を最初から見せてしまっているところ。
キングコングなんて誰でも知ってるからあの見せ方なんだろうけど
夕陽を背負って映るカットがあまり効果的になってなかった感じがする。

もう一つはサミュエル・L・ジャクソンを狂人に描ききれてない点。
彼をもう少し魅力的且つ面白く描けていれば、
見終わった後になにか心に残る作品になった気がする。

おまけに、レジェンダリーだから仕方ないとしても、
あの中国人キャストにもう少し意味を持たせてくれないと
存在だけが作品から浮いてて、なんとも言えない感じが……。

まぁでも全体的には楽しめましたね。
このコングさんと、ギャレゴジくんはすぐ仲良くなりそうなんだけど、
やっぱり第三の敵が出てくるんかな……。


『ハードコア』
別段楽しみだったわけでもなく、
適当にボケーッと見に行ったんだけど、これが想像以上の傑作だった。

この手のPOV映画って当たり外れが大きいのであまり期待してなかったんだけど、
今作は最初から最後までノンストップに楽しめる作品になっていた。
アクションシーンの引きも丁度よくて、緩急が上手く出来ている印象。

とにかく飽きさせない工夫が随所にされていて、ストーリーも良く出来ている。
喋らない主人公のヘンリーの表情や成長が一人称視点から窺えるのはすごい。
その積み重ねのおかげで、「Don't Stop Me Now」の音楽とともに
主人公と自分が一体になったような感覚になることができた。

ただ、これは極音の恩恵も大きかったかも知れない。
今まで極音っていってもあまり違いが感じられてこなかったんだけど、
今作の音はオープニングから心臓に響く感じですごかった。
人全然いなかったから、だら~っと見てたんだけど、座り直したわ。
(音響変わったのかな……)

『ラ・ラ・ランド』

楽しみな映画だったので、初日から行ってきた。
久々に満員の映画館でなんともウキウキ。
(いつも平日にしか映画を見ないからなんだけど)
人がいっぱい入ってると、みんながどこで笑うのか、
感動するのかを知ることができるから楽しみが増えるんだよね。
まぁ、それに付随してストレスが増すときもあるんだけど。
流石に初日一発目はみんな意識高かった。

ちょっと普通に書きたいことがある映画なので
ネタバレ気にする人は読まない方がいいです。(読む人なんていないだろうけど)

『ラ・ラ・ランド』
ミュージカルといえばまずジーンケリーを思い浮かべる人が大部分だと思う。
僕もそうだ。
最近(?)話題になったのは『シカゴ』や『プロデューサーズ』みたいなタイプの唄って踊る理由が
なんとなく理解できる『キャバレー』や『オールザットジャズ』みたいな映画。
その後になんか増えた気がするのが『アクロスザユニバース』や『ジャージー・ボーイズ』などの
元になる曲があってミュージカルとはちょっとニュアンスが違うタイプになった(気がする)映画。
ヒュージャックマンの『レ・ミゼラブル』は歌劇なので、また違うかな~と。

僕個人としては、なんだか物足りない感じがしていたんだけど、
知り合いなんかは「ミュージカルは急に歌って踊り出すのが意味不明だから見ない」と言っていて、
まぁなんとなく言いたいことは理解できるし、こういうふうに流れが変わっていったのは
極々自然なことなのだと思う。
ちなみに僕は全部好きです。

今回のラ・ラ・ランドはどのタイプの音楽映画なんだろうと思っていたんだけど。
見事に往年の、ジーンケリーがやっていたようなミュージカル映画だった。
演出の大げさな感じや、役者の外連味ある演技。
ああ、ミュージカルだ。って感じ。

まずはオープニング。
長回しで撮った(であろう)高速道路のミュージカルシーン。
意外と挑戦してないなと思ったら、進むにつれてどんどん難易度が上がっていき感心の一言。
後半のスケーターとか、輪っか回してた人は気が気じゃなかったに違いない。
僕は映画はオープニングで人の心を掴まないとダメだと思っているのだけど、このラ・ラ・ランドは
この時点で「他の映画とは違うぞ!」ということを見事に魅せてくれる。

序盤でいいなと思ったのが、エマストーンが視線の先にライアンゴズリングを見つけたところで
過去に戻り、視点がライアンゴズリングに変わる演出。
一瞬回想か? でも、視点がライアンゴズリングだから変だな。
と思ったら「あ~なるほど」となる作りが見ていて楽しかった。

あと毎回言うんだけど、僕は役者か監督のアドリブみたいな演技が好きなので
最初のタップダンスが終わったあと、1人になったライアンゴズリングが地面を一度タップする箇所があるんだけど
あれだけで彼がいい気分になってることが良く分かってとても好きな場面だった。

最初にジーンケリーみたいなミュージカルと言ったんだけど、
それはストーリーもそうで、今回のラ・ラ・ランドはミュージカルでも横道な
夢みる主人公、ヒロインが夢を掴むまでの映画だ。
ただ、そのある意味オールドな映画をあえて現代風にアレンジして面白くしている。
だからこの映画は往年のミュージカル映画のようでも新しく感じるんだと思う。

これってなにかと共通するな……。
と映画を見てて思っていたんだけど、それはライアンゴズリングのジャズに対する思いだった。
バンドの黒人の兄ちゃんがもの凄い重要なことをいうシーンがあるんだけど、
あれはジャズのことでもあり、この映画、さらにはミュージカル映画のことを言っている気がした。

僕も『雨に唄えば』は最高に好きな映画だけど、
あれを現代で考えたときに成立するかと考えたらしないはず。

そういう意味でラ・ラ・ランドはミュージカル映画の未来を切り開いた作品なんじゃないかな。
……とか、なんとか言っちゃってみたりなんかして。

後半の展開もとても良く出来ていて、じんわり涙が。
イメージ世界でのミュージカルシーンなんて、
本当に王道だけど見ていて嬉しくなってしまう展開だ。

この作品を見て、これからも後追いであろうと、
良質なミュージカル映画が現れるんじゃないかと希望が沸いた。
とてもいい映画でした。

しかしこの監督30代前半なんだよな……恐ろしい。
こういう面白くて、さらには若い人が撮れなさそうな映画を若手監督が撮ってる事実を知ると、
なんにもしていない僕がルサンチマン的な嫉妬心でモヤッとしてしまう。
なんにもしてないのに……。

『沈黙』『ドクター・ストレンジ』

やっと余裕が出てきたので、1/31に沈黙。
2/1にドクター・ストレンジを見てきた。


『沈黙』
3時間弱あったみたいだけど、全くそう感じさせない面白さがあった。
(まぁ、僕は長い映画でも全然大丈夫な方なんだけど)
塚本さんや窪塚さんの演技もよかったけど、特にイッセー尾形さんの演技は群を抜いて面白かった。
これが日本語がわからない外国の方にも伝わる演技でとてもすごい。
僕がゲラゲラ笑ってる横で、感受性豊かなおばちゃんがビクビクしていたのも印象的。
そりゃ、そうなる。
原作を読んでいないのでなんとも言えないのだけど、
最後の展開がなかなか映画的じゃないっていうか、そうなるのか……。
って流れでとてもよかった。

惜しむらくはやはり、日本でロケできてないことかな。
規制はもとより、現代の日本じゃ広い画を撮るのには向かないから仕方ない。
狭い画ばかりだと見てる方も窮屈に感じてしまうもんなぁ。
そんなことを考えてしまう映画でもあったね……。


『ドクター・ストレンジ』
わりと期待していたんですが、あんまり……って感だったかな。
戦闘シーンはいつも各ヒーロー毎に凝った作りになっていて好感が持てるんだけど、
如何せんストーリーがテンプレすぎやしないか……。
まぁキャラクター紹介と割り切って、今後の展開を楽しみにしようかな。


個人的に、アベンジャーズ的にヒーローを統合しちゃうのがあまり好きじゃないんだよな。
X-MEN、スパイダーマン、スーパーマン、バットマン。
それぞれ独立した空気感で面白い映画になっていたと思うんだけどなぁ。
原作がそうだと言われたらなんとも言えないんだけど。
ホームカミングを楽しみにしつつ、不安が残るこの感じ。

とりあえず、ローガンまで頑張って生きよう。

2017

あけましておめでとうございます。
今年も気が向いたら更新したりしなかったりします。
ただ、大きいイベントがあったときだけでも、ちゃんと更新しようかと思います。思いました。
これが2017年の目標です。小さい。

あと、最近物忘れが激しくて辛いです。
誰か老化から僕を救って……。


前に書いたかわからないけど、
たまには僕のフェイバリット映画の話でも。
(自分の記憶保持のためにも)



『アウトロー』
トム様の方じゃなくて、イーストウッドの方。
被ったタイトルの映画が出てくると毎回これを言わなきゃいけないから面倒くさい。
あっちも面白いけど、こっちは西部劇。
なぜこの作品が好きなのかというと思い出のある作品だからです。
てかここに挙げてる映画はだいたいそうです。
映画は作品そのものの面白さもあるけど、基本的には思い出だと思ってる。
いつ誰とどんなときに見たか。
映画館で見た映画の記憶は残り続けて、配信やTVやヤーツタで借りてきたときに
あのとき、あんな状態のときに見た映画だと思い出す。
そんな感じに浸るのが好きだ。
レンタルビデオだって同じ。

この映画については最初に見たときのことは思い出せない。
ただ、強く印象に残った映画で、長らくタイトルや作品が思い出せなかった。
でもいろんな映画を見てるうちにこの映画を再発見して、そのときの嬉しさは一生忘れないと思う。

もちろん内容だってすごく好きだ。
批評とかはしない。オススメ。

死ぬ前に枕元に死に神が現れて、命とる前に一本だけ映画を見る時間をやる
と言われたら迷わずこの映画を選んで見る。


『夕陽のガンマン』
この映画のストーリーは、説明してしまえば大したことないエンターテインメント映画でしかない。
でも、何度見ても発見がある凄まじい映画だと思う。
一回目見たときはイーストウッドの格好良さやモリコーネの音楽にシビれるだけでいい。
面白いと思って見返したときに、最後のモーティマーについて考えるととても悲しい気持ちになる。
もう一度見たときにインディオに思いを馳せてみる。
なぜ、あの女は自分を撃った? 俺じゃなくて!
他の脇役についても考えてみる。面白い。
説明は一切ないけど、見ていればいろいろ想像出来る。
最小限の台詞がすべて物語ってる。
レオーネの映画は全部好きだけど、このぐらいのスケールがちょうど良く感じる。



『ゴッドファーザー1,2』
言わずと知れた名作。とにかく役者の演技が凄まじい。

ちなみにPart2のアルパチーノの、とあるシーンでの演技とラストカットの表情が鳥肌立つほどすごい。
今まで見てきた映画でもトップクラスのすごさだと思う。

3も普通に面白いとは思うんだけどね……。



『捜索者』
ジョンフォードの映画で一本選べと言われたら、迷い迷った挙げ句にコレを選択するかな。
ジョンウェインの執念と、ラストシーンの扉が閉まるときの表情。
多くは語らないけど、たまらん。



『続・夕陽のガンマン』
問題を抱えた人物が、なにかに直面して克服することで成長する。
これが映画のスタンダードで、その人物こそ主人公だと思ってるんだけど。
この映画で考えたときに当てはまるのは誰だ?
と考えると、それはイーストウッドじゃなくてトゥーコなんだよね。
ブロンディもエンジェルも成長しない。
バックボーンが描かれ成長するトゥーコこそが主人公なんだよな、この映画。
だからこそ感情移入するし、この映画のラストは可哀想だけど、ニヤリとしてしまう。
3時間は長いかもしれないけど、一緒に旅して目的地にたどり着き、黄金のエクスタシーを聴けば
もうこの映画の虜やで。



『スティング』
この映画のなにがすごいって脚本がすごい。
とてつもなくすごい。
主役2人も格好いいし、特徴的な音楽もオシャレだし、すごいヤバイ!
語彙力↓



疲れたのでとりあえずここまで。
思い出したときに、ちょこちょこ書いていきたい。
好きな映画はたくさんある。