『エイリアン:コヴェナント』

プロメテウスが賛否すごかったけど僕はあまり楽しめなかった方なので、
とりあえず見ておくかくらいのノリで劇場へ。

ネタバレはありまぁす↓


『エイリアン:コヴェナント』
キャラクターと化したエイリアンを取り扱った作品とは違う
重々しい空気感があってとても面白かった。

最初のネオモーフが出てきたときのパニックぶりなんて本当にすごい。
女性クルーがショットガンを取りに行くときに通路で障害物に当たってこけるんだけど、
あのあたりなんて映画ではなく本当に襲われてるんじゃないかってくらいの迫力だった。

ほとんど主役がマイケルファスベンダーなので、
最後急に勇ましく戦うダニエルズが強すぎて笑ってしまったが……。
そこら辺はツッコミを入れるところでもないか……。

ラストの流れは読めてしまったんだけど、それでもゾッとするものがあった。
入れ替わるタイミングとしては、もちろん取っ組み合いの後だとは思うんだけど、
旧式でどう逆転したのだろうか……なにか伏線を見逃したのかもしれない。

エイリアン誕生の秘密も納得だったんだけど、
そんなにマニアじゃないので引っかかる部分もいくつかあったので
もう一回プロメテウスみたりなんなりしてみようかな。

『ダンケルク』

9月はいろいろ映画をやるので、
見に行きたい映画が溜まって思考停止になる前に。


『ダンケルク』
そこそこ面白かったんだけど、
こういう映画なのか……という困惑の方が大きかった気がする。
(事前情報なにも得てないので)

この映画は人間ドラマというよりは起こった事象と、
それに翻弄される人々を描写することに専念した作品だと思った。
登場人物の名前も別に必要としない作りなのは潔い。

時間軸も結構いじってて、ノーラン映画だなぁって感じもした。
ただ、これが効果的だったかは疑問。

特にマークライランスの船が先に出発したはずなのに、
他の小型船たちと同じタイミングでダンケルクに到着してるように見えたのがよくわからん。
距離が近いとはいえ、イギリスを先行して出発したわけだし、
時間いじくってるにしても見せ方としては到着して、兵隊たちを救助しはじめるのは先になるはずでは。
パイロットを助けてる間に追い抜かれたとしても、描写に違和感があったんだよなぁ。

なんかふわっとした感想になったけど
期待しすぎたかなぁという感じ。

多分この映画で言いたかったことは、ラストの盲目のじいさん辺りで気づくのかな、
とか思ったけど頭が悪すぎて何もハッとしなかったので、
もうちょい歳を重ねて、また見る機会があったら感ずるところがあるのかもしれない。

『スパイダーマン:ホームカミング』

アメスパ大好きだったので、若干複雑な気持ちを抱きつつ……。
一応見に行っておくかくらいのノリで映画館へ。

↓触れずに書くのが無理だったので、ネタバレある感想。

『スパイダーマン:ホームカミング』
アメスパで青年っぽくなったスパイダーマンをさらに子供っぽくした感じの新ダーマン。
アベンジャーズ関連の絡みが面白いかどうかって部分もあるんだけど、
そこはもうありきの企画だから言いっこなし、というところか。

前情報を全く仕入れてなかったので、まず敵がマイケルキートンなことに驚く。
子供っぽくスタークに認められようとするパーカーは好き嫌い分かれそうな気はしたけど、
自分は特に負の感情は抱かなかった。
この子がどう成長していくか、っていうストーリーであるわけだし。

まぁ別に可もなく不可もなくな感じで進んでいくんだけど、
後半のホームカミングでリズの家のドアを開けて出迎えた彼女の父親が
マイケルキートンだったことに や・ら・れ・た! と思ってしまった。
いや、たぶん伏線としてはそんなに難しくなかったはずなんだけど、気づけなかった……。
自分がぼけーっとしていたからなのか、それとも隠し方が上手だったのか……。
(配役の人種でカモフラージュをしていたし、あのカット割りと演出は自信があったんだろうけど)
おかげで家の中のシーンは、負けた気分になりつつ、緊張して観ることが出来た。

アクションシーンは夜間の空中戦にそこまで面白みが感じられなかったのと、
結構あっさり決着がつくんだなって感じはしたけど、
ドラマ部分が想像以上に面白かったので意外と気にはならなかった。

演技的には最後に社長の誘いを断った後、
一人階段を降りていくパーカーくんの表情がとてもよかったのでとても満足。


今までの2作品と違う空気感を持った作品になっていて
想像以上に面白かった。
今後もいろいろヒーロー物が出てくるけど、そっちも面白いといいなぁ。

『ジョン・ウィック:チャプター2』

前作が奇妙な面白さがあったので
あまり期待せずに今回も劇場へ。


『ジョン・ウィック:チャプター2』

続きもの利点は面倒な説明がいらないところ。
この映画をどんな映画か理解した上で見に来る人が大半だからだ。
しかし、その変わりに前作を見ていることが前提になるので、
客層が狭まるという諸刃の剣なわけで……。
前作のあの特殊な感じを考慮すると、上映館数が少ないのは仕方ないな、という感じ。
ただ、あれで楽しめた人間はだいたい楽しめると思うので、
バイオハザードみたいに、細々と続いてほしい映画ではある。

ただ、今作は前作のような奇跡的な、変な映画だけどなんか楽しい……。
という部分が若干薄れているように感じた。
その理由は、(そういう映画じゃないにしても!)
いくらなんでもストーリーに無理があるように感じたからだと思う。
ジョンウィックがダントニオと契約していたことも、暗殺者が大挙してジョンを殺しに来ることも……。
どうしてそうなるんだよ!
という突っ込みを心の中で何度も入れてしまった。

まぁでも、この映画のテイストはなんだか癖になる面白さがあるし、
見終わったらなぜか許せてしまう魅力があるので、次回作にも期待したいという感じ。

これもひとえにスタッフがノリノリで楽しそうに作ってる姿が容易に想像できるからこそ、
そう感じるんだろうなぁ。

『ハクソー・リッジ』

このままだと見に行かないで終わりそうだったので
どうにか重い腰を上げて映画館へ。
最近どうにも、何事に対してもやる気が出なくてとてもよくない。


『ハクソー・リッジ』
メルギブソン監督ってことで、ゴア表現などなど
構えて見始めてしまったんだけど、そんなこと関係なくいい映画だった。
やはり自分の意志を貫く人を題材にした映画は面白い。

それにしてもエージェント……じゃなくて、父親とのシーンがどれもすごかった。
普通父親を描くのであれば、ろくでなしか憧れの存在であることが多い。
でもこの映画の父親は主人公のトラウマ且つ、愛する家族として描かれている。
戦争が父親を変えたという課程はあるものの、この関係性は実にリアルに感じた。
拳銃を取り上げたときも、母親を殴ったあとも根本的な解決はせず、目を瞑り……。
数日後には普通に暮らしていたのだろう。

すべての行動にきちんと合理的な判断や、
答えが提示されていて本当に良く出来た映画だったと思う。