『アイドルマスター ミリオンライブ! 第1幕』

SNSでもないのでネタバレありの感想を書きます。
まとまりもとりとめもない文章ですが思いついたことをツラツラと。


3年前にアニメ化が発表され、ミリオンのPは歓喜した。
しかし、不安要素がいろいろあった。
まずは3Dアニメであることだ。
元々グリマス自体がアニメの絵柄で始まったということもあるし、
アニマスの後継としては手書きてあってほしいというのもあったと思う。
そもそも3Dアニメに抵抗がある人も多かった気がする。

もう一つは9thのときに劇場先行公開だと発表されたとき。
正直言って毎週ワイワイあーでもないこうでもないと言って楽しみたかった。
そこまで厳しいのかよ、ミリオンで普通にアニメをやることって……と不安にもなった。

ミリアニ第1幕の公開日が決まってから、ずっと胃が痛い日々が続いていた。
「もしもつまらなかったらどうしよう、どうフォローしよう」という思いがグルグルと脳内を駆け回っていた。
ミリオンPの大勢がそう思っていたはずである。
なぜかというと、ミリオンを好きであればあるほど、その立ち位置を自覚してるから。

そこに個人的なことを加えると、自分はアニメ化したアイドルマスター作品と相性が悪い。
アニマスにも、劇マスにも、デレアニにもモヤッとしたからである。(Mは未視聴、ぷちますなどのギャグ作品は楽しめた)
その理由に関しては楽しんた人も大勢いると思うので省く。
あくまで個人的な問題。

まあいろんな思いがあるなかでミリアニを鑑賞した。
そして始まってすぐにわかった。
上映前に考えていたことはすべて杞憂だったと。
予想外とも言えるレベルで1話から4話まで最高に面白かった。

自分がアニメのアイマスで不満だったことも解消されていたし、3Dだろうが関係なかった。
全12話なことも、劇場先行公開だったことも、結果的には最適解なのでは? とすら思った。


冒頭、美咲ちゃんの諸注意が流れる。
通常上映と応援上映の違いについてだ。
このぐらい注意がなくてもわかるだろうと思いつつも、これもまあミリオンらしさかな。と流す。

そして、未来が夢とは何かについて考えているナレーションから始まる。
助っ人を繰り返し、友達の役に立っているけど、本当に自分のやりたいことは? と。
この作品が夢についての話であること示唆される。
ここらへんの助っ人設定と夢を絡めたのがまず上手いと思った。
もともとそういうキャラクター設定として考えていたのだろうか。
ゲッサンってどうだったっけ……。

そんな未来が老人から765プロのライブチケットを貰い、楽しみに夜を迎える。
同じくしてチケット持つ子が二人。
アイドルを夢に持つが一歩踏み出せない静香と。
アイドルに内定していながら夢を持つまでには至ってないように見える翼。
彼女たちが幕張メッセイベントホールに集まり765ASのライブを見る。
流れる曲は「ToP!!!!!!!!!!!!!」

ToP!!!!!!!!!!!!!
始まる物語
好きな夢描いたら
本当の自分探しに行こう
終わらない道
どんな日も乗り越えて
まっすぐ進もう
みんな信じて
I CAN DO IT NOW

ここまで15分ぐらいの出来事だと思うけど、こんな完璧な流れがあるか?
静香と翼もこの曲が刺さったのは確かだけど、未来は純粋にこの曲に夢を後押しされる。
ライブの帰り道、この語彙力を失った二人は完全に俺等である。
公園に立ち寄った未来は静香にアイドルになりたい、一緒に目指そうと言って静香の手を取る。

その前のライブ中には、千早がライブ中に転けそうになった春香に手を差し伸べる描写がある。
そことも相関性を感じる展開。
本当に細かい描写が素晴らしいので、作り手の意図かは別として感動した。

未来と静香はオーディションに向けて自主練習を開始する。
ここで静香の家庭について少しだけ触れられる。
未来との家庭環境の差に胸が痛くなる。
これは必ず後半の展開に効いてくるはず。

そしてオーディション会場へ。
いろんな人が触れているだろうけど、声優さんの演技が素晴らしすぎる。
決して上手くはなく素人感がありながら生き生き歌っている未来。
緊張でリズムを逃して焦る静香。
余裕を持って自分らしくて熟せている翼。
崩れる静香は諦めかけたときにライブ直前に未来からかけられた言葉を思い出し持ち直す。
この流れは見ていて手に汗握ったし、本当に素晴らしいシーンだった。
想像通りの展開、王道とも言えるかも知れないけど、重要なのは展開じゃなくて静香が持ち直すに足る理由と観客への説得力。
これが本当に難しいのだけど、このアニメは平然とやってのけていた。
ある意味パワープレイかもしれないけど、未来が主人公として良すぎるおかげだと思う。
劇マスに未来が出なかった理由も頷ける。

会場でお手伝いしてる海美たちも絶妙な良さがあった。
この子ちゃんと外面もあるんだというのがゲームだとわかりづらいので。

そして未来たちが765プロに合流。
この3話から本格的に他の子たちが出てくる。
それぞれの動き、描写、台詞が丁寧で本当に驚かされる。
ミリシタが始まったときにも「この子たちってこんな魅力があったんだ」ということを新たに発見できたけど、ゲームよりもさらに「この子ってこんな良さがあったんだ」と気付けるようになっている。
自分はミリオンでは百合子が好きで、その理由は運動(ダンス)が苦手でありながら、ひたむきに挑む姿勢と、意外とアホなところなのだけど、この3話には両方が詰められていおり「そうか、俺は百合子のこういうところが好きだったんだ」と、知っているつもりだったけど、初めて好きな理由が理解できたような感覚に襲われた。何を言ってるかよくわからないけど、それが正直な感想。

そして今回の第1幕で個人的に一番よかったシーン。
夜の屋上のシーンである。
百合子が語る背景に劇伴BGMとしてピアノアレンジ(?)の「Legend Girls!!」が流れる。
ミリオンを知らない人でも何かいい感じのBGMが流れて耳心地がよかったと思う。
が、第1幕を待ちに待って見に行ったミリオンPにはBGMを聴きながら歌詞が脳内再生される。
そして、一番最高のタイミングで

ここからはじまる伝説へLet's join
みんなで目撃者になろう

泣くでしょこんなの。
後にパンフで監督のコメントを見たけど、これが一番やりたかったことまであると思う。

映画でそのときの状況に合わせた楽曲をBGMとして流すのはよくある手法なのだけど、今までのアイマスではあまりなかったように思うし、何よりこれみよがしに曲を流さずにBGMとして隠したことが本当に素晴らしいと思う。

そこから未来の原っぱライブの提案。
「てづくりのぶどーかん」である。
ちょっと待って、感情が追いつかない。

そしてライブの準備に入るも、まとまりがなくトラブルが連続する。
ウワサが勝手に大きくなっていく感じがコミカルで、3話に続き出番の少ない子についても、的確な台詞、描写により、好きなアイドルの出番が少なくても満足できるように丁寧に作られている。
自分の中で強く印象に残っているのは桃子がライブ開催を認めたあとの隣にいる環の満面の笑顔なのだけど、ネタバレ感想を見ているとみんなそれぞれ印象に残った箇所が違うので面白い。それだけ、人数の多い中で各々がきちんと描かれているということだと思う。

そして流れた「Rat A Tat!!!」
これもまた夢につて書かれている曲である。
信号機がオーディションで歌ってたのも相まって良すぎる……。
曲を聴きながら「うわ~~っ」てなっていたら、ここで第1幕は終わり。
え、これがあと2回も見られるんですか?


自分は映画好きだし割りと俯瞰して見るタイプなのだけど、
今回のミリアニに関しては冷静に見られたかはわからない。
ただし、ここはどうなんだろうと首を傾げるシーンはほとんどなかったのは断言できる。
あえて言うなら、

Pと未来が何度もぶつかる繰り返しのシーンがあったが、そこはあまり生きてないように思った。
これがどこかで後半で伏線になってたら完璧だと思う。

あとはオーディションの集団幻覚についてかな。
俺も正直よくわからなかったし、何ならまだ存在が確認されていないかおつむがいたのも引っかかる。
だけど「何か良かった!」と勢いで言える感もあったし、それだけPが衝撃を受けたという描写はあっても悪くないと思う。


もちろんまだ4話までで続きがあるので、ここからズコーっとなる可能性は0とは言えない。
ただ、今作は信号機3人に焦点を絞りながら他の子たちも上手く魅せていくというのを、現時点で本当に上手くやってるし、夢って何だろうという軸が頭に提示されてそれを叶える話になるはずなので、そこはブレない作品になるように思う。
静香はわかりやすくアイドルという夢に対する障害が描かれているし、翼もきっとどこかの話で夢を見つけるはずだ。
特に1~3話でスーパー主人公だった未来がきちんと人間であることが1幕の最後で提示されたことも嬉しかった。
信号機の3人で支え合って、39人で支え合って、52人で支え合うのがミリオンライブの良さだと思うから。
それに期待できる作品であることが本当に嬉しい良いアニメなので、今後にも期待。

『バビロン』

『バビロン』鑑賞。
ネタバレもする感想。

端的な感想は長い! かな。
別に理由があれば3時間だろうが4時間だろうが構わないんだけど、単純に無駄なシーンが多く感じる。
冒頭の滅茶苦茶な映画界とか上手くいかない撮影とか、見ていて「もう何が描きたいかはわかってるよ」と言いたくなるシーンがチラホラ。それも誇張された描き方をしてるので見ていてかなり胸焼けする。自分はもっとリアルな世界を描いてると思っていたので、残念だったかなぁ。後述するけどストーリーも基本的に陰鬱な『雨に唄えば』なので、あとは最後どうなるかだけみたいなところもあったし。

ラ・ラ・ランドのこともあるので、背景設定から『雨に唄えば』どんだけ好きなんだよ。とは思っていたんだけど、まさかここまで『雨に唄えば』だとは……。キャラクター、背景、細かいシチュエーション等々……ジャックはコズモやキャシーと出会うことができなかったドンだし、ネリーはキャシーと思いきやリナであることが劇中映画の「戦う騎士」の撮影中に明確に分かる(正確にはもっと前から気づくけど)。『雨に唄えば』では人によってはリナのことが可哀想に映るので、じゃあその救済的な映画になるのかと思ったらそうでもなく、該当者のいないマニーが主役なのも何だかばつが悪い。『雨に唄えば』という作品がMGMの過去作品の曲を使用して作られた記念映画みたいなものなので、その根本になった映画を作ったら面白いんじゃないか、というのがこの映画のコンセプトだったのだと思う。

スペイン語で「愛してる」を繰り返すところで笑ってたら、1952年。
ネリーの映画を見る展開だと、ワンハリだしなぁと思って見てたら「All I Do Is Dream Of You」が流れ、続けて「 Singin' In The Rain」。マニーはここで涙するわけだけど、たしかに自分が映画に関わっていた時期を思い出して涙するなら「 Singin' In The Rain」でいいんだけど、マニーは映画を捨ててもネリーを取ろうとしたわけだから、ドンがキャシーと結ばれることで流れる「You Are My Lucky Star」で泣くべきじゃないかなぁ。まぁ順序的にはsingn~の方が先なので、もし最後まで見てたらラストで大号泣していた可能性もあるけど……。

自分は『雨に唄えば』が大好きで何度も何度も繰り返し見ていて、「Singin' In The Rain」でなぜか涙が出ちゃうんだけど、それは今亡きジーン・ケリーが楽しそうに雨の中歌っているからで、ジャックが映画の中で生き続ける云々言われているときも、自分の中で頭に浮かんだのはジーン・ケリーだったので、奇しくも『雨に唄えば』に寄せていることがノイズになっている箇所もあったように思う。

年齢的にも近いし、好きな映画も何となく似てる気がするのでデイミアン・チャゼルには謎の嫉妬しかないんだけど、この映画は映画愛にあふれる映画、というよりは『雨に唄えば』が好きすぎるがあまり拗らせちゃった監督の映画だと思う。
ちょっと観終わったあとメモ的にざっと書いたので駄文失礼。
書き忘れててあとで思い出すこともたくさんあるかも。

2022

2022年……というかここ数年はしんどい出来事が多い。
さすがに慣れてきた感じもあるが、心折れそうになるときもある。
いつまで続くんだろうなぁ。

今年は映画の新規開拓をほとんどしなかった。
理由は単純に見たいものが少なかったからだと思う。
好きなやつは普通に見返したし、何かもう新しい情報を接種するのが疲れる。
まぁ子供の頃から60年代70年代の映画を好んで見てたし、別に何も変わってないか。

モリコーネの追悼コンサートに行けたのはよかった。
東京でやってくれて本当に感謝。
聴きたかった曲をたっぷりと聴けて本当に感無量。

あと、今年は何と言っても765ASの単独ライブ、サンリッチカラフルが本当によかった。
長く続けば普通の人は環境の変化で卒業したり、新しいものを見つけたり、単純に飽きたりするものだけど、演者がまだ新しいことに挑戦してくれていて、まだこれからも続けたいと言ってくれている。それだけで嬉しいし、自分はやっぱりこの作品が好きな気持を大切にしたいと思う。

今までは基本的に世間と関わらないというスタンスだったんだけど、少しだけ積極的になることにした。そうしてみると意外と楽しい。好きなラジオでネタを読まれたり、映画の感想を送ったり等々、放送時間の1分でも自分に割かれて、何かしら考えてくださるのは嬉しいもんだ。これからも何か思いついたりチャンスがあったら少しは何かしよう。


では、良いお年を。

バンナムフェス2nd両日

2年半の延期を経て開催されたバンナムフェス2nd。
度重なる延期や会場の変更やチケット価格の値上げ等、
スタッフ側の苦労は分かれど、正直言って開催までの不満は大きかった。

それでも始まるとやっぱり楽しいことはたくさんあったので、
行った価値はあったと思う。
ご時世だからか入れ替えでやってたっぽいので、
最後に全体で集まるのができなかったのは残念かなー。


アイマスの話。
[Day1]

・ミリオン
オープニングってノルのが結構難しい。
しかも今回はフェス用のセトリというよりかは
いちぽむ以外の二組は8thの忘れ物を回収しにいく編成だったので
好きな人は楽しめるけど、会場が温まってない段階では難しかったかもなーっと。
俺はめちゃくちゃ楽しかったけど……。

・スターリットシーズン、
SESSIONとGR@TITUDE、両方とも大好きな曲なので感動がすごい。
ルミナスで歌ってる感は今までと違った喜びが会った。
特にGR@TITUDEはゲームクリアしてると本当に何倍もいい曲になる。
やっぱこれがゲームを体験して音楽を聴く良さだなー。
なんとなく音響(というよりマイクの集音?)が悪かった気がしてそこは残念。
わがままを言えばGR@TITUDEは夜に聴きたかったし、
心白ちゃんセンターでも見たいからまたどこかの機会でやってほしい!


・シンデレラ
人気曲をぶつけてきた感じ。
個別ライブだと人数が多すぎるので
このぐらいの人数で全体曲を見られるのは逆にレアかも。
野外でやるGOINは嬉しかった人も多いんじゃないかな。
いや、しかし盛り上がりすごかったね。


[Day2]

・シャニマス
初っ端シャイノグラフィ、ラストにダイザスカイ。
オープニングとしてはいい選曲だったと思う。
ファンは何度聴いても嬉しいし、知らない人にはアピールになったと思う。
ユニッ曲はメドレーかーー、という残念な気持ち半分。
全員見られてよかったという気持ち半分。
三人揃ったスマイルシンフォニア見られてよかった。

イルミネ、アルスト、放クラ、ノクチルの明るい野外パフォーマンスはピッタリだった。
逆にシーズ、ストレイ、アンティーカは新鮮だったので、
これはこれでよかったのかもしれない。

・サイドM
Mに詳しくないディアリースターズ勢としては
涼が男性アイドルしてる姿が見られてよかった。
若林さんもいるし何かあるかなーと思ったけど、まぁそういうのはアイマスの合同で……。
って感じみたいやね。

・5スターズ
ボイジャー、振り付けがすごかったなー。
なんかそれぞれの見られないパフォーマンスだったので新鮮だった。

ポップリンクスチューンをやってくれたのも嬉しかった。
まぁサービス終了してしまうわけで、どんな顔して見ればわからなかった等の
意見もネットで見たんだけど、ゲームやってる自分にとってはありがたかったよ。
ポプマスの出番がなくなってたのをここでやってくれたんだから感謝しかない。

なんどでも笑おうは
「道はそれぞれ違うけど目的地は一緒」って言葉が、
全員が知り合いでもないのに、何でそんなこと分かるんだろうと
ちょっとメタっぽく感じちゃって、あんまり好きな曲ではなかったんだけど、
それぞれのライブで披露してきて、個別のポーズを取るパフォーマンスが
5スターズでガチっとハマったときは何とも言えない多幸感があった。

・765AS
いやー自分は伊織Pなので釘宮さんが登場した瞬間で感涙。
髪型を寄せることが正義だとは思わないけど、本当に嬉しかった。

披露曲もフェス特化できたのは本当によかった。
誰でも分かる曲があるのってすごいんだなーっと。
それだけじゃなくてパフォーマンスも向上してるのがすごい、本当に……。
全部良かったけど、キラメキラリ最高だったなー。

ジブリの歌詞はパフォーマンスがスケールダウンしてたら歌えないし、
今の765プロという言葉も本当に言うの勇気がいるはず。
それが今でも見られて感動できるって本当にすごいよなぁ。



他のアーティストさんのパフォーマンスもすごすぎたし、
みなさんどうやったら観客が喜ぶかを熟知してて、
アイマスしか行かない自分にとって新鮮なことが本当に多い。
次回の発表はなかったけど、諸々落ち着いたら是非もう一度やってほしいなぁ。

ひええ

間違ってキャンプの日記消しちゃった……。