『マイティ・ソー バトルロイヤル』

(見終わってからも思ったんだけど、バトルロイヤルは本筋じゃないよな……
 別に邦題に一々ケチつけるつもりはないんだけど、
 いったいどういう会議でこうなったのかは気になるところ)


『マイティ・ソー バトルロイヤル』
本筋だけで考えるととても暗くてツラい話なんだけど、
そうならないようにコメディ要素がちりばめられていて、
緩急がとてもよくできている映画だと思った。
ハルク登場シーンは声出して笑ってしまった。
(観客の期待することを期待通りにやるのは意外と難しい)
作り手が娯楽映画になるようにきちんとバランスをとったのがよくわかる。

脇役もとても魅力的で、特にスカージくんの動向が面白い。
(お前それ、どこから取り出したんだよ! と思うなかれ、これが映画の良いところなんだぜ)

この手の映画の悩みどころである主人公が強くなる切っ掛けも、
アンソニー・ホプキンスの演技と素晴らしい台詞で、
これなら覚醒するわ……と思わず納得。
映画としてのクオリティーがとても高く面白い映画だった。


余談なんだけど、あの星の時間の流れが違うっていう設定を作って
ヘルと戦ったヴァルキリーを登場させたんだと思うんだけど、
あれだとソーたちが尻ガルドに戻ったときウン百年とか経ってるんじゃね?
まぁここもあまり考えなくていいところなのかも知れないけど。

『ブレードランナー2049』

根っからのファンってことでもないんだけど
一応、歴史に残る名作の続編ということで見てきましたよ。

10年ぶりくらいに前作見たら、
殆どストーリー覚えてなくて老化を感じる。
昔は一度見た映画の記憶が全然ない親父を馬鹿にしてたけど
ついに俺も同じステージに上がってきたか……。

ネタバレはありまぁすな感想。


『ブレードランナー2049』
まず冒頭で主人公のライアンゴズリングが最新のレプリカントであることが明かされるんだけど、
ここがまず驚きだった。
この時点でこの映画は誰がレプリカントで誰が人間かわからない、
というような余計な詮索はしなくていい映画だということがわかるように思えた。
そして、レプリカントの妊娠が大きな要素になるわけだけど、これも面白い展開で
この映画が続編としてきちんと一歩先を行こうとしてるのが窺えた。
ただ、それが作品の面白さに繋がってるかと言うと疑問を感じる。


なんかいろいろ書こうと思ったんだけど、力尽きたのでここまで。
映画に無駄なシーンなんてないとは思ってるんだけど、
理解力が足りないせいでだらだら長い映画に感じたのが敗因だった。

どこまでがスタントなのかわからないけど、
ハリソン・フォードにあそこまでやらせたこととか
大好きなプレスリーの曲が流れたのはよかった。

『エイリアン:コヴェナント』

プロメテウスが賛否すごかったけど僕はあまり楽しめなかった方なので、
とりあえず見ておくかくらいのノリで劇場へ。

ネタバレはありまぁす↓


『エイリアン:コヴェナント』
キャラクターと化したエイリアンを取り扱った作品とは違う
重々しい空気感があってとても面白かった。

最初のネオモーフが出てきたときのパニックぶりなんて本当にすごい。
女性クルーがショットガンを取りに行くときに通路で障害物に当たってこけるんだけど、
あのあたりなんて映画ではなく本当に襲われてるんじゃないかってくらいの迫力だった。

ほとんど主役がマイケルファスベンダーなので、
最後急に勇ましく戦うダニエルズが強すぎて笑ってしまったが……。
そこら辺はツッコミを入れるところでもないか……。

ラストの流れは読めてしまったんだけど、それでもゾッとするものがあった。
入れ替わるタイミングとしては、もちろん取っ組み合いの後だとは思うんだけど、
旧式でどう逆転したのだろうか……なにか伏線を見逃したのかもしれない。

エイリアン誕生の秘密も納得だったんだけど、
そんなにマニアじゃないので引っかかる部分もいくつかあったので
もう一回プロメテウスみたりなんなりしてみようかな。

『ダンケルク』

9月はいろいろ映画をやるので、
見に行きたい映画が溜まって思考停止になる前に。


『ダンケルク』
そこそこ面白かったんだけど、
こういう映画なのか……という困惑の方が大きかった気がする。
(事前情報なにも得てないので)

この映画は人間ドラマというよりは起こった事象と、
それに翻弄される人々を描写することに専念した作品だと思った。
登場人物の名前も別に必要としない作りなのは潔い。

時間軸も結構いじってて、ノーラン映画だなぁって感じもした。
ただ、これが効果的だったかは疑問。

特にマークライランスの船が先に出発したはずなのに、
他の小型船たちと同じタイミングでダンケルクに到着してるように見えたのがよくわからん。
距離が近いとはいえ、イギリスを先行して出発したわけだし、
時間いじくってるにしても見せ方としては到着して、兵隊たちを救助しはじめるのは先になるはずでは。
パイロットを助けてる間に追い抜かれたとしても、描写に違和感があったんだよなぁ。

なんかふわっとした感想になったけど
期待しすぎたかなぁという感じ。

多分この映画で言いたかったことは、ラストの盲目のじいさん辺りで気づくのかな、
とか思ったけど頭が悪すぎて何もハッとしなかったので、
もうちょい歳を重ねて、また見る機会があったら感ずるところがあるのかもしれない。

『スパイダーマン:ホームカミング』

アメスパ大好きだったので、若干複雑な気持ちを抱きつつ……。
一応見に行っておくかくらいのノリで映画館へ。

↓触れずに書くのが無理だったので、ネタバレある感想。

『スパイダーマン:ホームカミング』
アメスパで青年っぽくなったスパイダーマンをさらに子供っぽくした感じの新ダーマン。
アベンジャーズ関連の絡みが面白いかどうかって部分もあるんだけど、
そこはもうありきの企画だから言いっこなし、というところか。

前情報を全く仕入れてなかったので、まず敵がマイケルキートンなことに驚く。
子供っぽくスタークに認められようとするパーカーは好き嫌い分かれそうな気はしたけど、
自分は特に負の感情は抱かなかった。
この子がどう成長していくか、っていうストーリーであるわけだし。

まぁ別に可もなく不可もなくな感じで進んでいくんだけど、
後半のホームカミングでリズの家のドアを開けて出迎えた彼女の父親が
マイケルキートンだったことに や・ら・れ・た! と思ってしまった。
いや、たぶん伏線としてはそんなに難しくなかったはずなんだけど、気づけなかった……。
自分がぼけーっとしていたからなのか、それとも隠し方が上手だったのか……。
(配役の人種でカモフラージュをしていたし、あのカット割りと演出は自信があったんだろうけど)
おかげで家の中のシーンは、負けた気分になりつつ、緊張して観ることが出来た。

アクションシーンは夜間の空中戦にそこまで面白みが感じられなかったのと、
結構あっさり決着がつくんだなって感じはしたけど、
ドラマ部分が想像以上に面白かったので意外と気にはならなかった。

演技的には最後に社長の誘いを断った後、
一人階段を降りていくパーカーくんの表情がとてもよかったのでとても満足。


今までの2作品と違う空気感を持った作品になっていて
想像以上に面白かった。
今後もいろいろヒーロー物が出てくるけど、そっちも面白いといいなぁ。