『ジョン・ウィック:チャプター2』

前作が奇妙な面白さがあったので
あまり期待せずに今回も劇場へ。


『ジョン・ウィック:チャプター2』

続きもの利点は面倒な説明がいらないところ。
この映画をどんな映画か理解した上で見に来る人が大半だからだ。
しかし、その変わりに前作を見ていることが前提になるので、
客層が狭まるという諸刃の剣なわけで……。
前作のあの特殊な感じを考慮すると、上映館数が少ないのは仕方ないな、という感じ。
ただ、あれで楽しめた人間はだいたい楽しめると思うので、
バイオハザードみたいに、細々と続いてほしい映画ではある。

ただ、今作は前作のような奇跡的な、変な映画だけどなんか楽しい……。
という部分が若干薄れているように感じた。
その理由は、(そういう映画じゃないにしても!)
いくらなんでもストーリーに無理があるように感じたからだと思う。
ジョンウィックがダントニオと契約していたことも、暗殺者が大挙してジョンを殺しに来ることも……。
どうしてそうなるんだよ!
という突っ込みを心の中で何度も入れてしまった。

まぁでも、この映画のテイストはなんだか癖になる面白さがあるし、
見終わったらなぜか許せてしまう魅力があるので、次回作にも期待したいという感じ。

これもひとえにスタッフがノリノリで楽しそうに作ってる姿が容易に想像できるからこそ、
そう感じるんだろうなぁ。

『ハクソー・リッジ』

このままだと見に行かないで終わりそうだったので
どうにか重い腰を上げて映画館へ。
最近どうにも、何事に対してもやる気が出なくてとてもよくない。


『ハクソー・リッジ』
メルギブソン監督ってことで、ゴア表現などなど
構えて見始めてしまったんだけど、そんなこと関係なくいい映画だった。
やはり自分の意志を貫く人を題材にした映画は面白い。

それにしてもエージェント……じゃなくて、父親とのシーンがどれもすごかった。
普通父親を描くのであれば、ろくでなしか憧れの存在であることが多い。
でもこの映画の父親は主人公のトラウマ且つ、愛する家族として描かれている。
戦争が父親を変えたという課程はあるものの、この関係性は実にリアルに感じた。
拳銃を取り上げたときも、母親を殴ったあとも根本的な解決はせず、目を瞑り……。
数日後には普通に暮らしていたのだろう。

すべての行動にきちんと合理的な判断や、
答えが提示されていて本当に良く出来た映画だったと思う。

『LOGAN/ローガン』『アンタッチャブル』

この映画を見るために生きていた。
ということで初日から行ってきました。

ネタバレっていうネタバレはないけど、見てから読んだ方がいい感想。

『LOGAN/ローガン』
X-MENシリーズを2000年から映画館で見て追いかけているし、
もともとジェームズ・マンゴールド監督の映画が大好きなの自分には
ご褒美としか言えない最高の映画だった。
あのピント送りとか、伏線の張り方とか……とかとか。
細かいところも凝っている。
小物であったり、チャールズが最初にいる場所があの場所に見えたり……。
本当、ジェームズ・マンゴールド監督は上手い。
きっちり感想を書きたい気もするけど、
単純に自分が好きなタイプの映画なので筆が進まない。
引用されている『シェーン』も大好きな映画。
エンドロールで流れたジョニーキャッシュの「The Man Comes Around」も大好きな曲。
『3時10分、決断のとき』を映画館で見たときも嗚咽が出るくらい泣いたが、今回も同じくらいやられた。
なにも言わなくていいか。

ヒュー・ジャックマン、 パトリック・スチュワートが演じる二人の最後にふさわしい映画だったと思う。
本当にお疲れ様でした。


『アンタッチャブル』
好きな映画が午前十時の映画祭でやってるんだから、見に行くしかないよなぁ。
(映画館で見たことないし)
ってことで見てきました。
もう、オープニングのデデデ・デデ・デデ・テーテーテー(見てる人には伝わる)だけで鳥肌が立ちまくり。
名作を映画館で見られて良かった。
最後の台詞、本当に大好き。

グループAなら6/9までやってるのでお時間ある方は是非。

デパルマにまた予算ある映画を撮らせてあげてほしい。
力のある監督なんだから……。

『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』

いろいろ映画を借りてきたので、視聴。
さて1週間で何本観ることが出来るやら……。


『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』
『アウトロー』の続編にあたる作品。
監督が変わっているので不安たっぷりだったわけだけど……。
案の定、雰囲気は残しつつも観てて辛い作品になっていた気がする。
前作にあった静けさや不気味な空気感が消え失せ、ただのアクション映画になっていた印象。
ストーリーも非常にキツイ。
バカな仲間がバカをやってピンチになる展開なんて久々に観たよ。
前作が好きだっただけに、ただ駄作を見てしまったというだけじゃない悲しさがある。
果たして次回作はあるのだろうか。


気を取り直して他の作品を観よう……。

『キングコング: 髑髏島の巨神』『ハードコア』

いくつか映画を見たので感想をば。


『キングコング: 髑髏島の巨神』

素直に面白いエンターテインメント映画。
戦いのシーンも迫力あって、見ていて飽きない作りになっていたかな。

ただ、アレ?って思った箇所がいくつか。
まずはキングコングの顔を最初から見せてしまっているところ。
キングコングなんて誰でも知ってるからあの見せ方なんだろうけど
夕陽を背負って映るカットがあまり効果的になってなかった感じがする。

もう一つはサミュエル・L・ジャクソンを狂人に描ききれてない点。
彼をもう少し魅力的且つ面白く描けていれば、
見終わった後になにか心に残る作品になった気がする。

おまけに、レジェンダリーだから仕方ないとしても、
あの中国人キャストにもう少し意味を持たせてくれないと
存在だけが作品から浮いてて、なんとも言えない感じが……。

まぁでも全体的には楽しめましたね。
このコングさんと、ギャレゴジくんはすぐ仲良くなりそうなんだけど、
やっぱり第三の敵が出てくるんかな……。


『ハードコア』
別段楽しみだったわけでもなく、
適当にボケーッと見に行ったんだけど、これが想像以上の傑作だった。

この手のPOV映画って当たり外れが大きいのであまり期待してなかったんだけど、
今作は最初から最後までノンストップに楽しめる作品になっていた。
アクションシーンの引きも丁度よくて、緩急が上手く出来ている印象。

とにかく飽きさせない工夫が随所にされていて、ストーリーも良く出来ている。
喋らない主人公のヘンリーの表情や成長が一人称視点から窺えるのはすごい。
その積み重ねのおかげで、「Don't Stop Me Now」の音楽とともに
主人公と自分が一体になったような感覚になることができた。

ただ、これは極音の恩恵も大きかったかも知れない。
今まで極音っていってもあまり違いが感じられてこなかったんだけど、
今作の音はオープニングから心臓に響く感じですごかった。
人全然いなかったから、だら~っと見てたんだけど、座り直したわ。
(音響変わったのかな……)